《監督を招いて鑑賞》麻のドキュメント大作『麻てらす』上映会 ~麻を知ることは 日本を知ること~

11/9(土) 19:00より 、アサトキト(東京都新宿区)では『麻てらす ~よりひめ 岩戸開き物語~』の上映会を開催します。

先月6月に公開された映画です。7月26日(水)にも一度開催して大勢の方々にお越しくださいました。映画制作された吉岡監督は、いまも変わらず舞台挨拶で全国を駆け回る多忙の中、アサトキトへお越しいただけることになりましたので、直近となり恐縮ですが、ご案内いたします。

ぜひお越しくださいませ!!!

『麻てらす』とは、その名のとおりヘンプ=大麻をテーマに、その可能性を魅せる=”てらす” 麻のドキュメンタリー映画です。映像と携わる人物を通し、麻が導く未来を示唆します。

この映画は、日本人の精神性にも大きな影響を与えてきた大麻の文化性と、世界的にも注目を集める“衣・医・食・住・農・エネルギー”など、様々な分野にわたるその利用法に着目し、 大麻が次代を導き、可能性を “てらす”役割を紹介するものです。

・Webサイトより引用
http://asaterasu.com/explanation.html

「麻てらす」シリーズの第一弾が『よりひめ』です。よりひめとは、国産大麻糸の糸績み技術を次代に継承する活動。当ブログでも何度かご紹介してきました。(参考→)https://asafuku.net/?p=1924

国産大麻の糸績み技術を次代に継承すべく活躍が始まった「よりひめ」を軸に、大麻をめぐる様々な人たちの深い思いや、次代を見据えた活動を、古来から伝わる伝統文化としての「大麻」や大地に息づく大麻栽培の模様などを織り交ぜて紹介していきます。

女性は、命を産みだし、そして次世代へつなぐ役割を持っています。

その女性たちの手に託された、大麻の糸績み。麻糸をつなぐことを 「績む(うむ)」と言いますが、彼女たちはあえて、「糸産み」という言葉を使います。

大麻の糸を産みだし、そのしなやかな心で新しい時代の扉を開く。 よりひめ 〜今を生きる女たちの 平成 岩戸開き物語〜 は始まったばかりです。

監督は、吉岡 敏朗さん。麻ファンの中では、『つ・む・ぐ ~織人は風の道をゆく~ http://www.tsumugu-movie.com/ 』という映画が人気で、ご存知の方も多いことでしょう。

麻てらす 吉岡 敏朗 監督

映画『つ・む・ぐ』アサトキトでも一度上映会をしました。(参照→)https://asafuku.net/?p=4708

数年にわたる撮影期間

吉岡監督とは、この数年仲良くさせていただいておりますが、この間に撮り貯めた麻に関する映像はどれ程の価値が産まれていくことでしょう。 凄い行動力で、全国、そして、世界で、麻に絡む現場を映像に収めてこられました。

そのことを伺っているだけに、今回の第一弾で用いた映像シーンは、そのほんの一部・・・早くも第二弾を期待してしまう位です。

『麻のごとし』 ということわざをご存知でしょうか。その文字のとおり、麻糸がもつれ乱れるように、ひどく乱れているさま(デュアル大辞林三版)のことをいいます。

もつれる麻

まさに現在の日本の麻にまつわる状況は、文字通り『麻のごとし』・・・シャレにもなりませんが、新規に栽培を開始することは超厳しく、また、従来生業として手がけてられてきた麻農家でさえ、多方面から制約がのしかかっております。。

みなさまのご存知のとおり昨年10月以降。グワッと厳しくなってきています。いま麻畑で映画の撮影をすることなど、ほぼ不可能に近いでしょう。

『麻てらす 第一弾』映画の構成(エピソード)

想像を絶する複雑な事情の中、下記のエピソードでまとめられました。

 

詳細は、映画Webページをご覧ください ↓

・『麻てらす』公式Webサイト エピソード
http://asaterasu.com/episode.html

そして、、、吉岡監督が編集時に感じた苦渋な事情は、、オフレコとして監督本人から伺ってください

今回の上映会では、吉岡監督にもお越しくださいます。映画の後も、懇親会(参加者で割り勘とさせていただきます)も参加くださいます。ぜひ色々と対話していただき、オフレコ話と併せて、多面的に麻のことを理解してくだされば、と思います。

映画の予告編は以下。見どころたっぷりの5分30秒です。

 

<<独断と偏見で予告編よりキャプチャーさせていただきました(順不同)。ぜひ本作をご覧ください。>>

貫前神社(群馬)の式年遷宮祭。監督から頼み込んで撮影許可を得たそうです。木綿鬘(ゆうかづら)と呼ばれる「精麻」を頭に結ぶ場面は式年遷宮のとき位しかないそうです。

◎「一之宮貫前神社の式年遷宮 」に関する監督の想いは、、監督が綴ったこちらの文章をぜひご覧ください。
http://janne.okinawa/2017/03/28/620/

日光・二荒山神社。巫女が後ろ髪を精麻で束ねることを「間政(あいまさ)」というそうです。神と麻の融合。

岐阜・神戸(ごうど)の火祭り。お祭りのための麻を栽培している場面が映画では登場します。精麻目的とは異なるため、その背筋は4mくらいにもなります。圧巻ですよ。

100名を超える「よりひめ」が手がけた大麻糸を持ち合って織り立てた”百人帯”。その寒晒しの風景の美しいが印象的でした。

部分的に挿入される、麻に関する挿絵。大麻が古代から日本人に馴染みだったことがよく分かります。

BOROで有名な故・田中忠三郎さんも登場します。命をつなぐ麻布。ドンシャでは家族が丸まって寝て、そして、出産にも用いました。BOROだけで1作品つくってください。

◆田中忠三郎さんご紹介 アミューズ
http://www.amusemuseum.com/exhibition/index.html

昔は出産の時に「へその緒」を「大麻の紐」でしばっていました。いまも大麻の紐を用いた自然お産を実践されている方の模様が紹介されます。感動的です。

 

《開催概要》

【日時】11月9日(木)
19:00~受付開始
19:20~上映開始(上映時間98分)
21:00~吉岡監督トーク交流会
22時ころ 解散

【場所】
ヘンプショップ「アサトキト」東京・市ヶ谷
http://asatokito.jp/
住所:東京都新宿区市谷砂土原町2-7-19 田中保全ビル1F
TEL:03-5946-8977

<アクセス>
東京メトロ 有楽町線、南北線 市ヶ谷駅5番 徒歩3分
JR・都営新宿線 市ヶ谷駅より徒歩9分

【参加費】
●前売り券 1800円
チケット販売サイトPeatixのページ
http://peatix.com/event/315883 にて事前にお求めください。

●当日券  2000円
ただ、人数把握のため お店までお電話(03-5946-8977)いただくか、mail@asatokito.jp 宛にご連絡ください。 
当日店鋪でお支払いくださいませ。

【定員】20名

初稿:17/7/19、改訂:17/10/30

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