【坂本デニムさん】ヘンプデニム生地にみる日本の飽くなき『ものづくり』

【9/25追記: 坂本デニムさん、IFF Magic Japan展示会出展のお知らせ】

坂本デニム(株)さんが、明日26~28日、東京ビッグサイトで開催される『IFF Magic Japan』にて、ヘンプデニム生地を出展されます。

◎IFF Magic Japan展示会Webサイト
http://www.iff-magic.com/

世界一、環境にやさしい工業染色に取り組んでいらっしゃる坂本デニムさん。環境に優しい素材を探していらっしゃる中で『ヘンプ素材』に注目され、このたび、10種類ほどのヘンプデニムを開発、一斉に並びます。

経糸にインディゴ染めのヘンプコットン(55%:45%)糸を用いたデニムも登場。

とっても楽しみですね。ヘンプデニムにご関心あるプロの方々、ぜひご覧くださいませ!!! (業界向けの展示会となります。)

坂本デニム(株)坂本デニム(株)坂本デニム(株)

展示商品

当社は1892年(明治25年)の創業以来、藍染め技術ひと筋に歩んでまいりました。 この藍がつくり出す、ジーンズ染色の技術革新を重ねながら“技術のSAKAMOTO”と呼ばれるようになり、業界の中心的役割をはたす企業にまで成長することが出来ました。 現在ではお得意様個々の要望に応えた、個性的かつ高品質の染色開発に努めております。 また、デニム業界では類を見ない「エコ染色システム」開発し、従来常識的に使用してきた洗浄薬品や温水を使わないことで素材の負荷を低減し、コスト削減を実現しました。 世界中で製品製造における薬品被害や工場排水等における水質汚染や土壌汚染が問題視される中、先進国日本として地球環境に配慮した「ものづくり」を提案します。

(引用)坂本デニム(株)紹介ページ (IFF Magic Japan) 
https://www.iff-magic-reg.com/exh2017sep/s/i.pl?i=G171501755401_8025&lang=ja

 

~・~・~

坂本デニム(広島県福山市)さんに織っていただきましたヘンプ/コットンのデニム生地が織り上がってきましたので、精麻を背景にパシリ。

ヘンプデニム生地(注:生地仕上げ前のキバタです)

経糸には、坂本デニムさんによるインディゴ染めコットン糸。緯糸に、細いヘンプコットン糸を用いました。生地裏面にヘンプ糸が多く露出されます。肌に触れてもチクチク感なく上々の肌触りです。

使い込むほど、洗いこむほど味わいが湧くインディゴ染め。そこにヘンプが加わり、より快適性を実現。これから製品を企画・生産していくのが楽しみな素材です。

シャトル織機の暇なくセルビッチデニムではない(追記:セルビッチもあります。お問い合わせください。)のは少々残念ですが、その代わり、生地幅150cm程あるものになりました(シャトル織機では難しい生地幅)ので製品は使いやすいと思います。

「三備(さんび)地区」で仕立てていただきました!

三備地区とは、繊維産業が盛んな備前(びぜん)・備中(びっちゅう)・備後(びんご)エリアの総称。

  • 備前: 岡山県の南東部(児島を含む)
  • 備中: 岡山県の西部(井原、倉敷美観地区など倉敷市の中心エリアを含む)
  • 備後: 広島県の東部(福山を含む)

三備地区では古くから綿の厚地織物が作られており、1960年代からは、ジーンズやその素材(デニム生地など)の生産も盛んになります。

デニム・ジーンズに関しては、特に、備前の「児島(こじま)」、備中の「井原(いばら)」、備後の「福山(ふくやま)」に工場・企業が数多く集まっています。

※デニム・ジーンズの産地「三備(さんび)地区」とは?(http://js.cotoz.info/word/sanbi-chiku)より引用。

 

◆インディゴ・ロープ染色と坂本デニムさん

デニム生地の特徴はロープ染色で染めたインディゴ(藍)染め糸。ロープ状に束ねたコットン糸を、何回かに分けてインディゴ染料に含浸→空気中に出す(酸化を促す)ことで染色させていきます。この手法では糸の芯まで染まらないため、ジーンズならではの味わい深い色落ちの要因につながります。

坂本デニムさんは、このロープ染色の先駆けであり最大手。キャッチフレーズは『藍にこだわり藍と生きる』。世界の名だたるジーンズを支えています。1892年(明治25年)創業。120年以上の老舗です。現在の坂本量一社長は四代目でいらっしゃいます。ご縁は、2015年のIFF展示会(繊研新聞主催)。光栄にもお隣のブースで深いご縁をいただき、今年夏に訪問させていただきました。

ショールームに伺うと、博物館級の藍染製品がズラリ。そこから色を研究して現在に再現していらっしゃいます。同社が手がけるインディゴ染めの発色や深みは世界中から引っ張りだこです。伝統的な藍染の手法を研究し、忠実に独自開発で機械化。機械では出せないと思われていた天然染色の藍色を忠実に再現するための飽くなき追求心に感服いたします。

その後は、いち早い環境対応。「エコ染色システム さかもと染太郎」では、洗浄工程で薬剤や温水を使わないことで、素材の負荷を低減し、コスト削減を同時に実現。「ボイラーの高効率化」も推進。重油使用量を大幅に削減していらっしゃいます。

従業員が家庭で出る生ゴミを持参し、生ゴミ処理で肥料化。野菜やオーガニックコットンの栽培などにも活かしています。

伝統の技と最新の技術を融合させ、持続可能で安定的な生産体制を構築し、日本だけでなく世界中から求められる「ものづくり」に取り組んでいらっしゃる姿勢には大変勉強させていただきました。

坂本デニムさんの環境への取り組み(同社Webサイト http://sakamoto-d.co.jp/ より)

 

◆仕上げ(毛焼、防縮:硬仕上げ)後の生地感

できあがってまいりました。

とっても風合い、肌触り良いです。手がけていただいた坂本デニムの坂本社長も、繊維業界誌の記者も今までにないデニム生地感だと感嘆してくださってます。

生地幅157cm(約9オンス)あるので、パンツだけでなく、クッション、テーブルクロスなどの生活雑貨など、いろいろと使いやすい素材になっています。ぜひお試しください。

経糸:坂本デニム(株) エコ染色によるインディゴ染めコットン100%/緯糸:ヘンプコットン糸 きなり

 

◆7/26追記・坂本デニム さん が手がける犬用デニムブランド『Rassie(ラッシー)』

坂本デニムさんが犬用のデニムブランド『Rassie(ラッシー)』

○ Rassie(ラッシー)Facebookページ
https://www.facebook.com/profile.php?id=100013305039902&fref=ts

いまいくつかの製品について、麻福でも関わらせていただいております。例えば以下の商品。ヘンプ生地を裏面に用いたりしているんですよ!

道中ひんやりコート
http://asafuku.jp/SHOP/A0179-1.html

実は、他にもいくつかのヘンプデニムを企て中。これから目を離せなくなるかも。新しい素材誕生をご期待ください。


▼▼お求めは下記のページより▼▼▼

◎ヘンプコットン デニム生地(麻福・従来品)
http://asafuku.jp/SHOP/A0179-1.html

 

【参考】リーバイス(Levis)とヘンプ(Hemp)。Billion-Dollar HEMP。
https://asafuku.net/?p=859

初期のリーバイスジーンズにはヘンプが使われました。ゴールドラッシュ時期に一番儲かったのは「リーバイス社」といわれており、ヘンプはまさに「Billion-Dollar-Crop(巨万の富を築く作物)」だった。


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