【アメリカ】フォードのヘンプカーから75年。実業家が新ブランドを立ち上げ。
アメリカ・フロリダ州に住む実業家が、オリジナルのヘンプカーをつくったというので話題です。
まずは映像をご覧ください。
仕掛けたのがBruce Dietzen さん。前職は、あのDellコンピュータで役員を務めていたそうです。
フロリダ在住。ヘンリーフォードが1941年につくったフォード・ヘンプ・カーに感銘を受けて復活させたそう。フロリダ州はまだ栽培が許可されていないようで、このヘンプカー開発が栽培許可への流れになれれば、とは本人の願い。
以下独断と偏見で特徴をご紹介します:
・マツダ車の車体シャーシを使用
マツダのシャーシを使用しているよう。ロードスター並みの「人馬一体」感とはマツダのWebサイトの表現。実際にロードスターに用いているもののようです。アメリカでの名称はMiataっていうんですね。このシャーシを土台に、1950~60年代のスポーツカーのフォルムをヘンプを用いて再現しています。
http://www.mazda.com/ja/innovation/technology/skyactiv/skyactiv-chassis/
颯爽とした走りには、日本の技術も絡んでいるようで、クールです。
・ヘンプ生地を利用
このヘンプカーの特徴としては、ヘンプの衣料用の布を用いているようです。写真のような生地を3層にして用いているよう。金属、ガラス繊維、アルミニウムなどを極力用いず、一般的な電気自動車より10%ほどの軽量化を達成したそうです。
通常、現在のヘンプカーといえば、ヨーロッパを中心としてベンツ、BMWなどが有名ですが、こちらはヘンプの布というよりかは、こういう断熱材を圧縮して薄くした繊維シート(不織布)を内装材などに用いるケースが多いです。
2013年プジョー308も内装材にヘンプを用いて20~25%の軽量化が実現したことも過去ご紹介しました。これも、不織布状の繊維シートを用いています。
■新プジョー308はヘンプカー。従来モデルの20-25%を軽量
https://asafuku.net/?p=313
“衣料用の布をそのまま用いる”という方式は、原始的(というか、わざわざ布を使うのももったいない。工業的にすすんでいる場合は不織布の方が割安。)ではありながら、現在のヘンプカーの様式では珍しい使い方のように思えますね。
先ほど紹介した映像の57秒目。フォードがハンマーで叩いたように、なぐってます。ほどよい弾性力が布の力でしょうね。
販売も開始されているよう。1台、いかがでしょうか。。
RENEW SPORTS CAR
http://www.renewsportscars.com/
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