【モニター募集】手仕事用ヘンプ糸 ～手編み・アクセサリー・手織り用に～

撚り合わせていた『手仕事用ヘンプ糸（仮称）』が届きました。前に「手織り糸」という名前で一度企画してみましたが、その第２段となります。その後も多くのご要望をいただきまして取り組んだものになります。ヘンプの糸で作品を創られる方に、具体的には『編み物』『アクセサリー』『手織り用の糸（とくに経糸づかい）』を想定しています。

◆糸の特長は？

今回の糸の特長としては、まず『衣類用に用いるヘンプ100%の細い糸を束ねた糸ということ。具体的には、麻60番の糸（３６Nmo）を9本用いて1本の糸にしています。麻60番（36Nm）というと、薄手の生地として販売もしておりあす。おやすみマスク、キャミソール、はたまた、ステテコのような製品で用いており、ゴワゴワのイメージなく、さらっと肌に馴染む感じの生地です。

通常のアクセサリー糸、手編み糸、また、手織り糸は、もっと太い糸（麻16番：10Nmくらい）が多いと思います。生地でいうと厚手の糸になりまして10Nm生地（厚手）というので販売しています。前回展開した「手織り糸」は、このクラスの糸を３/５/７本に束ねていました。エプロンやかばん、箸ケースになどに合う素材感です。

製品をみていただくと、糸の太さ感が分かりますでしょうか。

前置きが長くなりましたが、今回の糸は、前者：麻60番（36Nm）の細い糸を9本用いてつくった糸になります。

もう少し細かくお伝えしますと：

1. 第1行程として、３本の糸を合わせる。三子糸といいます。

2. 第2工程として、1をさらに3本分を撚り合わせて１本の糸状に。

かたちで実現しています。

とくに、今回の糸は、この１の工程において、それぞれ1本ずつ予めかかっている撚りをいったん戻し、3本分の糸を改めて1本の糸状に撚り合わせることで、細いながらもしなやかで強い糸にしたところに特徴があります。

これをさらに3本分にまとめて太さを出しています。結果、一般的なアクセサリー用・手編み用・手織り糸よりかは細い（約１ｍｍの糸太さ）けど、強度をもたせることができたのではないかと思います。毛羽も出にくくなります。

◆結局いい原料・・

話はそれますが、細い糸を作れる原料はいい原料なんです。良い原料とはより長繊維な原料と申しましょうか、、良い糸をつくるためには、また、切れない良い糸を用いるためにも、糸をつくる前の繊維原料はまずは長く均一なものである必要があります。良い糸は良い繊維原料から。

下記の写真は品質的には劣ります。短繊維になります。これらの原料ではヘンプ100%糸をつくろうにも太い糸しかつくれませんし、できた糸も非常に弱いものになります。ほかにはコットンなどとの混紡糸に用いられたりします。

もちろん、太い糸であっても良質な原料でつくった方がより良い糸に仕上がります。ですが、一般的には太い糸に上質な原料を用いることは稀です。

◆ヘンプの輪を拡げるきっかけに

おそらく今までなかった領域の糸ではないかと思っております。新しい糸ができれば、新しい輪が拡がるきっかけになります。今後この糸を通して、多くのヘンプの良い輪が拡がりますよう、いろんな方々にお試しいただければ、良いなと思う次第です。

そのためにも是非お試しくださいまして、お声聞かせてくださいませ。糸サンプル（約3m）を用意いたしましたので、ご希望の方は後述のページよりお申込みくださいませ。メール便送料は160円【注）メール便でお送りできるのは生地見本のみです。50g／100g巻き（有料）は メール便制限を超えますので通常宅配便（基本550円。5,500円以上無料）になります。】です。希望の方は備考欄に記入お願いします。折り返し修正いたします。

いま先行として数名に使っていただいておりますが、『なかなか上々』とのお声が続々とよせられております。

まずはオフ白のみでありますことご容赦ください。これから色に染めていきたいと思っております。その他、かせの状態でもご用意しております。糸染めされる方など、いらっしゃいましたら、お申し付けください。

【3/12追記：かせ状のヘンプ糸について】
１かせ 250gに加えて、50g をご用意しました。

【3/13追記：20m巻き】
20mで巻いたものをご用意しました。初期モニター価格200円となっております。

【3/14追記：染めていただきました】
今回の糸を染めていただきました。「藍染め」と「ユーカリ・ラック染め」染めても毛羽立ち少ない感じです。今後拡充してまいります。乞うご期待ください。

◎手仕事用ヘンプ糸 ～手編み・アクセサリー・手織り用糸に～
http://asafuku.jp/SHOP/C0064-1.html