魔除けの三大素とは? ~鈴×大麻のお守り・ミニ鈴緒~

受験シーズンですね。お子様に、ご友人に、受験を控えていらっしゃる方、いらっしゃいませんか??? 長い時間かけて取り組んできた努力を本番でしっかり発揮できるようにしたいもの。そんなとき人は「神頼み」をし、そして、「お守り(御守り)」をもちます。

無宗教が多い日本人ではありますが、初詣に参拝する人が9千万人以上いるよう信仰心は誰もが持っているもの。「お祈り」は、「心を安定させてくれ」「健康にプラスを与えるもの」という効果があることは心理学的にも立証されているそうです。

そんな「お祈り」と「お守り」のために『ミニ鈴緒』をお守りとしてお持ちになりませんか。

ポイントは「悪霊を祓う鈴」「人と神をつなぐ素材」「魔除けの色」です。

 

◆悪霊を祓う(はらう)鈴

「鈴」は、ご神前に吊るしたり、神楽の中で巫女が振るなどの使われ方をされます。これは、その清らかな音色から人の心を和ませるとともに、悪霊を祓(はら)うためとされていました。

神社本庁のWebサイトから、参拝のときに鳴らす鈴についての解説を引用します。

参拝の際に鳴らす鈴について

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多くの神社には、拝殿の中央、ちょうど賽銭箱の真上あたりに、銅や真鍮製の大きな鈴が吊られており、この鈴に添えて麻縄や、紅白・五色の布などを垂らして、参拝者はこれを振り動かして鈴を鳴らし、お参りをします。

社頭に設けられた鈴は、その清々しい音色で参拝者を敬虔な気持ちにするとともに参拝者を祓い清め、神霊の発動を願うものと考えられています。

また、巫女が神楽舞を舞う際に用いる神楽鈴も、社頭の鈴と同様の意味によるものです。古くは巫女が神楽を舞うことにより神憑りして人々に神の意思を伝えており、このために必要なものとされていました。

今日では巫女による神楽舞が優雅な形に定められ、神憑りというより神慮を慰めるものとしての意味合いが強くなり、神楽舞の後に参拝者に対しておこなわれる鈴振り行事は、祓い清めの意味を有するものということができます。このほか、御守などの授与品に鈴が用いられるのは、魔除けや厄除け開運のためともいわれています。

(神社本庁(http://www.jinjahoncho.or.jp/iroha/omairiiroha/suzu/)より引用) 

祓い清め、魔除け、厄除け、開運、、のための「鈴」。本製品で用いている本坪鈴は、巫女が舞うときに使う神楽鈴と同様のもので、京都の伝統技術を受け継ぐ錺師の手仕事によるものとなっております。

 

◆人と神をつなぐ素材

その鈴を鳴らすための綱を『鈴緒』といいます。神社では、太い縄を揺らして鈴を鳴らしますよね。あの縄を鈴緒といいます。

この「緒」には「魂をつなぐもの・いのち・玉の緒」という意味がこめられています(新潮国語辞典)。’縄’ではなく、’緒’という言葉を用いるのは、神と人をつなぐもの、という意味が込められています。

過去ブログ記事『ミニ『鈴緒』からみる日本伝統と職人魂』でも引用しましたが、京都・祇園神社の表現をご一読ください。

ただ単なる紐や綱ではなく鈴緒としたのは、やはり「魂をつなぐもの」という意味があったからでしょう。
「ここ」と「向こう」をつなぐものとして、橋や階段、坂道などもそうでしょう。そして神社の参道も。
「ここ」も大事なら、「向こう」も大事。それらをつなぐものも大事。

この鈴緒の先端は天までずぅーっと伸びて・・・・・。これに『触る』ことによって、これを『振る』事によって、音をさせることによって、神の力を頂くのかもしれません。

神が現れるとき。神のおとづれは、『音連れ』
シャーマンが神を降ろすとき、衣服に小鈴を多くつけて身を振って鳴らすといいます。
中国文学者白川 静氏の著書『漢字百話』には、『神にはことばはない。ただそれとなき音ずれによって、その気配が察せられるのみである。神意はその音ずれによって推し測るほかはない。』と書かれています。
神意はやはり察し、推し量るもの。いきをこらし、心を整え、耳を澄まして待ちましょう。緑に囲まれた静寂な空間の中で。

鈴緒の先端は天まで伸びて、緒を触わり、振り、鈴の音をさせることによって、神がおとづれ(音連れ)、神の力をいただくのかもしれない・・この’緒’に込められた深い意味を感じさせますね。

緒が神とつなぐものであるからこそ、鈴緒は元来「大麻」で作っておりました。神道において大麻は罪穢れを祓うもの。大麻でなければ神は現れない、ともいえるかもしれません。

昨今、麻原料が減少し、ナイロン製の鈴緒が吊り下げられている神社も珍しくありません。とはいえ、本来の意味をたどればたどるほど、大麻の繊維、とりわけ国産の精麻である必要があると思います。だからこそ、本製品でも一級品の大麻繊維(精麻)を用いております(栃木県産)。

そして、もうひとつ重要なのが、作り手。

神前で用いられる麻製品こそ、
有職故実(宮中にまつわる伝統的な行事・儀式などに関する知識)に則った技法を受け継いだ職人の手でかたちにすべき、と考えます。

本製品を制作された株式会社山川(明治19年創業。京都府。)は、神社仏閣用の麻製品を手がけて約130年の会社。代々技は受け継がれつつも、現在に満足することなく、日々精進されていらっしゃいます。

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◆魔除けの色

最後のポイントは鈴緒の色について。今回、王道の「きなり」のほかに、「赤&きなり」そして「五色」の鈴緒を中心にご用意いたしました。

「赤」

赤い色には時代を超えたパワーがあります。古来より、赤(紅)色を儀式や年中行事で用いられてきた色です。赤(紅)は魔を祓う神聖な色とされ、ひな祭り、七五三、婚礼の際の化粧や衣装、お菓子などに多く用いられます。還暦を迎えたときのちゃんちゃんこや頭巾も赤色ですよね。

事実、赤色は「パワーがもらえる」「気合いが入る」「運が開ける」など、ポジティブ(前向き)な想いを抱きませんか?

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「五色」

神仏品に良く用いられる五色。陰陽五行説から来ています。 陰陽五行説とは、古代中国の説で、宇宙の現象事物を「陰」と「陽」との働きによって説明する「二元論」と、万物の根源を「木火土金水」の5元素におき、それらの関係、省長によって、宇宙は変化するという自然論的歴史観といわれます(コトバンクより)。木は青・火は赤・土は黄・金は白・水は黒を表現しています(神道節)。

分かりやすい事例が『鯉のぼり』。一番上にある鯉のぼりは「五色」ですよね?これは、五色で「魔除け」の意味が込められるからだったりします。

こいのぼり(Wikipediaより)

 

 五色はどう使われているの?
http://allabout.co.jp/gm/gc/393148/2/より引用)

おなじみの例としては、鯉のぼりの吹き流しは五色で魔除けの意味がありますし、七夕飾りの吹き流しや短冊も同様です。また、本来は端午の節供のちまきに五色の糸が結ばれており、私たちが祝いのシーンで使っているくす玉も、菖蒲やヨモギで編んだ薬玉に五色の糸をたらし、端午に魔除けをするためのものでした。

ほかにも、寺社に行けば五色のものがたくさんありますし、相撲の土俵の上には、東に青、西に白、南に赤、北に黒の房がさがっています。

また、ものに限らず春夏秋冬を青春・朱夏、白秋、玄冬と表現するなど、さまざまなところに五色が使われているのです。

土俵

土俵上の吊り屋根の四隅には、東西南北に青・赤・白・黒の「四房(しぶさ)」があり、中央が黄となります

神社の吹き流し

あっ、神社の吹き流しも五色! こうした発見がおもしろい

くす玉も五色です。成功時をイメージして、先取りしてしまいましょう。

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◎ミニ鈴緒(京都伝統工芸士) ~お守りに~
http://asafuku.jp/SHOP/D0026-1.html

 

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