琵琶湖に浮かぶ沖島で麻体験 ~汀の精(みずのせい)へ~
こんにちは。麻福の北村です。事後報告になりますが、今月16日(土) は、滋賀県琵琶湖の「汀の精(みずのせい)」さんの2周年記念イベントにて、麻のお話し会として小1時間ほど話させていただきました。
◆「沖島」・「汀(みず)の精」について
琵琶湖にちょこんと浮かぶ島が「沖島」です。陸から10分ほどかけて船で向かいます。主産業は漁業。高齢化が叫ばれる中、沖島の活性化を志して、2年前に店舗をオープンされました。
店主は奥村ひとみさん。大阪・東近江市でのデザイナー経験を経て、生まれ故郷である沖島へ戻ってこられました。『豊かな食に恵まれ、体を動かすことが健康には一番。そう思った時、島で過ごした生活にはその両方ともがそろっていた(毎日新聞記事より)』そうです。
天然素材を用いた半オーダーメイド形式の洋裁の仕事に関心があり、麻福との接点もヘンプ生地でした。店舗オープンに際しては、料理にも工夫を重ね、野草茶や夏みかんソーダなど、季節の食材をアレンジした料理を提供されています。とくに「湖魚セット(事前予約要)」はオススメ。
※(注) 野生茶ワークショップの模様です。普段は、野草茶をヨモギを中心にされているそうです。
沖島名産の「鮒ずし」も一緒に。事前予約すれば一緒に食することもできますよ。店の前は「琵琶湖」。聞こえてくる「さざ波の音」をBGMにしながらいただくのが最高です。
店舗オープンに際しては、麻を建材に取り入れていらっしゃいます。そう『麻の家』なんです。少しばかし材料手配で協力させていただきました。
壁には、ヘンプ繊維を用いた断熱材を用いています。
壁の左官材には、オガラ(麻幹)チップを混ぜていらっしゃいます。オガラは、吸湿性はもとより、消臭効果もあります。
こうした麻建材の効果で、琵琶湖湖畔でジメジメしそうなところを、さらっと快適なお店空間になってます。
◆2周年記念のイベントについて
2周年記念のイベント・フライヤーです。
今回、汀の精2周年のお祝いではありながら、個人的に楽しみ&光栄だったのは 、麻の技術者「(株)麻絲商会」の辻文五郎さんの話がお伺いできることでした。
この沖島は、滋賀県の近江八幡市にあります。この地域は、湖東地域と呼ばれ、伝統的な麻布の産地でした。いまでも、加工から仕上げ・製品づくりまでを一つの地域で出来る技術が残っている地域です。
【参考生地(近江地域について)】
・近江(湖東地域)の麻(ヘンプ・大麻)について https://asafuku.net/?p=2388
・100年前の大麻糸に触れてタイムスリップ https://asafuku.net/?p=3278
・100年以上前の手紡ぎ麻糸発見!! https://asafuku.net/?p=939
(株)麻絲商会 辻さんは、この地で麻を扱われて50余年、まさに産地(麻)の生き字引ともいえる存在でいらっしゃいます。お付き合いさせていただいて2年目ですが、辻さんの知識、情熱、物事への姿勢など勉強させていただいております。
辻さんの、麻の歴史、近江の麻、わたしの麻のお話しに感激しました。
奥村 ひとみさんの投稿 2016年7月18日
夜は、琵琶湖の波の音を聞きながらの夕涼み&お酒を満喫させていただきました。お店の前からの写真です。ぜひ皆さまも足を運んでみてくださいね。
麻絲商会 辻さんに開発していただいた『ヘンプ敷パッド』が本夏・正式販売を開始しています。詳細は以下のページをご覧ください!!!!
↓↓↓ 下記URLをクリック
【近江の麻】 ヘンプ麻わた 敷きパッド で快眠を。
https://asafuku.net/?p=4410
■メールで購読されませんか?
以下にメールアドレスをご登録ください。更新通知をお送りいたします。
コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。