【苦節5年以上】伊勢産・精麻が戦後はじめて誕生しました!!

【11/1追記】NHKニュースでの報道を追記しました。嬉しいですね!!


本年から始まっている伊勢の地での麻栽培。8/15に収穫したあとで、精麻加工の下準備を行い、昨日22日、はじめての精麻が誕生しました!!

(社)伊勢麻振興協会のFacebookページ投稿をご覧ください。

2014年の設立から5年。その前の準備期間からいれると7年くらい? 長い、長い道のりです。関係者の顔(悔しい顔)が目に浮かぶだけに、黄金に輝く精麻をみたとき私までホロリ涙がでてきました。改めておめでとうございました。

挽いたばかりの精麻。まさに黄金の麻。

試練が続きます。

5年以上かけて、やっとのこさで栽培にこぎつけたのが本年4月。初収穫したのが8/6でした。詳しくは以下ご一読ください。

今年は自然災害に悩まされた年でしたが、伊勢麻にも大きな影響を及ぼしました。

◎収穫のちょうど前・・・超大型・台風12号が来ました。半分がなぎ倒されてしまったそう・・

◎種子用の麻収穫の前・・・一般的に精麻(繊維)用の麻を収穫した後に、種子用の麻を植えます。ところがその種子用収穫の前にまた超大型・台風14号が来ました。一部の種子が飛ばされてしまったそう・・・

なんという試練なのでしょう・・・しかも史上最強規模の台風に…またこのタイミングに2度も…. 言葉になりません。

ただ、長年の困難にもめげず『元気だけが取り柄』と変わらず前向きに真摯に取り組んでいらっしゃるのが麻農家である谷川原ご夫婦(写真中央・左)です。

ただ喜ぶのはまだ早い!? 今後も永続的に続けるために。。

伊勢麻振興協会Facebookページにも書いてあるよう、今後継続していくための課題は山積なのが実情。

伝統を守る、繋いでいくということは、
伝統に携わる者が、その仕事に誇りを持ち、
生活していける仕組みを作る、
ということです。

現在、我々生産者が、三重県から課せられていることは、栃木県、岐阜県などの基準と比べ格段に厳しく、そのことになんの意味があるのですか?そこまでやる必要があるのですか?薬物乱用防止になんの効果があるのですか?的なことが多々あります。

現行レベルの管理義務が課せられ続ける限り、伝統を維持、継承することはできません。
まだしばらく、皆様の支援が必要です。

栽培にあたっては、高額なフェンスや監視カメラ、週に幾度とある深夜の見張り、、しかも麻畑は市中心部から車30分以上はかかる山の中(決して麻畑の場所は詮索しないでください。免許更新ができなくなります。)、さらに、出すことができるのも決められた2社だけ(「多度大社(桑名市)」と「椿大神社(鈴鹿市)」)だそう。オガラ(麻幹)の販売も認められていないとか。。

【補足伊勢麻振興協会理事の皇學館大學・新田先生の補足】
三重県内の神社には供給できるように現在交渉しています。神社関係者で伊勢麻をお求めになりたい方は、三重県健康福祉部薬務感染症対策課を通じて、三重県知事に要望してください、とのことです。

戦後初めての伊勢での麻栽培。三重県の関係所轄庁のご担当者各位におかれましても、慎重になるのは分かりますが、、これでは栽培者側の負担が大きすぎて続けていくことはできません・・県にはご英断をお願いする次第です。

マスメディアの方々へ。

そのためにも、こうした麻栽培に取り組む意義を、もっともっと三重県の方々(役所の方だけでなく、県民にも)に知っていただく必要があるかと思います。

チャンネル桜さん、はじめての精麻加工を行うこの日、遠方にもかかわらず早朝から取材に駆けつけられたそうです。いままでに制作された映像を拝見すると、そのほとばしる愛情を感じます。

NHKも近々取材にくるそうです。麻農家にとって、一番ツライのは近所の目だそうです。『大麻をつくっている怪しい奴ら』と犯罪者的な見方をされてしまうことが度々あるよう。でも、NHKの番組放映後、近所の方々の目が180度変わったそうです。自分から協力の手を差し伸べる方も大勢いらっしゃったそう。 NHKさん、今後も引き続き客観的で冷静な報道をどうぞお願いします。

(以下、前回の報道を再掲します)

【10/24追記】三重テレビさんから分かりやすいニュース報道がありましたのでご紹介します。

NHKでの報道です。

ほかの報道機関の方々におかれましても、取材してくださいますよう願います。お知り合いに記者の方がいらっしゃいましたら麻農家の営みをご紹介ください。それが人々の意識を変えて、県の英断に至ります。

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