【近江の麻】 ヘンプ麻わた 敷きパッド で快眠を。

以下のページでご紹介した　麻絲商会 辻さん　につくっていただいたのが「ヘンプ麻わたの敷パッド」です。お読みでない方はご一読ください。　>> https://asafuku.net/?p=4376

◆麻絲商会 辻さんとのコラボ商品

麻絲商会さんにつくっていただいたヘンプ製品は過去にいくつかありますが、今年いよいよと製品化になったのが「ヘンプ麻わたの敷パッド」です。

足掛け３年以上。辻さんが開発を進めていらっしゃったのがヘンプ繊維を用いた麻わた です。通常、敷パッドなどに用いる中綿はポリエステルなどの化学繊維が主流。ただここ数年、この近江の地で生まれたのがラミー（苧麻）を用いた麻100%中綿を用いた敷パッドがこだわりの商品で見かけるようになってきました。

麻絲商会は、このラミー100%の麻わたを製造販売している会社の1つでした。ここにラミーより抗菌性が高いヘンプを混ぜることを考案。同社の麻わたの特徴としては、スライバーではなく、紡績前の原料となる長繊維を用いている、という点になります。ヘンプも、紡績原料となる長繊維を輸入したところから開発がはじまりました。クッション性、そして、天然抗菌力を活かすことを考慮しても当原料形態が望ましい、こともありました。

紡績用原料となる「ヘンプ長繊維」を輸入し、日本で繊維加工して中わたをつくる

そうして、何度かの試作を積み重ねていきます。ただ、ヘンプ100%ではどうしても特性的に難しい．．．そこで、長年培ってきたラミー麻わたをベースに、ヘンプを混ぜることにして、ラミー＆ヘンプで実現する麻100%の麻わたが完成しました。

ヘンプ＆ラミー（５０：５０）の中わた。濃い茶色の繊維は粗裁断のヘンプ繊維。

この麻わたを用いてつくったのが「ヘンプ＆ラミーの 麻100% 中わた敷きパッド」でした。

◆「ヘンプ麻わた 敷パッド」商品写真

まずは、写真をご覧ください。

ヘンプ敷パッド　全体

表生地は ラミーとヘンプの麻生地です。麻絲商会さんの織立て。緯（よこ）糸のヘンプ糸のネップが生地に自然な風合いを出しています。（生地は柔らかく仕上げていますのでチクチク感はありません）

パイピング生地も麻。

４角のゴムで取り付けます。シングル(幅100ｃｍ)・セミダブル(幅120cm)・ダブル(幅140cm)の3サイズ。長さは205cm。なお、裏面生地はコットンです。

ヘンプ・ラミーの麻100%わたを挟み込んでます。天然抗菌性の試験結果も出ています。

その敷きパッドとしての特徴は以下のとおり。

★爽やか

表面サラサラ。背中の汗漏れを感じさせません。まさに麻の力。

★涼しい

乾きが良いヘンプ生地と麻わた。多量の汗でもすみやかに吸収。すばやく蒸発。気化熱効果による天然のエアコン効果が涼しさを感じさせてくれます。

★洗濯可能。洗濯頻度も少なくてOK。

家庭洗濯可能です。クリーニング屋さんに出されるときはドライクリーニングでどうぞ。ヘンプは抗菌性に優れた清潔素材ですので、1か月くらいは洗濯しなくても気持ち悪さはありません。

夏本番。清々しく心地よい一品をいかがでしょうか。

■ヘンプ麻わた 敷パッド
http://asafuku.jp/SHOP/A0160.html

【参考】夏のヒンヤリ麻寝具

◆夏のヒンヤリ麻寝具

ヘンプ麻は1年中快適な寝具素材ですが、やはり暑くジメジメの季節には重宝しますね。

心地よい「ヘンプ麻寝具」について

【まとめ】快眠を誘うヘンプ寝具　特集ページ
http://asafuku.jp/SHOP/144724/list.html

とくに、「気化熱」の効果による天然のクーラー効果は特筆すべき点です。吸汗速乾性の良いヘンプは、汗を素早く蒸発し、そのタイミングで身体、周囲の熱を奪います。これが素晴らしきヘンプの「天然のエアコン効果」といえます。

この気化熱の事例で分かりやすいのが「打ち水」。

打ち水大作戦２０１６

水が蒸発することで、周囲の熱を奪うことで、周囲の温度を下げます。

イラストは、OMSマネージメントさんより

ヘンプ寝具に置き換えると：

1. 身体から汗が放出される。
   ↓
2. ヘンプ寝具が素早く汗を吸収する。
   ↓
3. 吸収した汗水分が素早く蒸発される。
   ↓
4. 蒸発のタイミングで身体の熱を奪う。
   ↓
5. （寝ている間中、人は汗をかき続けるが）2→4の流れで爽やかさは持続する。

『麻の寝具は体感温度を2度下げる』と昔から言われますが、ここに理由があります。吸汗速乾性の悪い素材だと、身体の汗はそのまま溜まり、ムレ感・体感温度は上昇し、寝苦しさにつながってしまいます。

■ヘンプ麻わた 敷パッド
http://asafuku.jp/SHOP/A0160.html