むかし~現代~未来に羽ばたく蚊帳(KAYA)、そして 麻製品。

「麻糸博覧会(http://asaito.org/)」では、麻を介して”むかし~現代”のものづくりを眺めて、みらいの麻製品について考えていく、ことをひとつの狙いとしています。

その象徴的なアイテムとして、プレ開催では「蚊帳(かや)」に焦点をおきたいと思っております。

◆アースネット(earth-net)時代に向けた藍染蚊帳

このたび、有限会社菊屋さんでは、天然藍染を施した新たな「ヘンプ100% からみ織り蚊帳」を開発されました。

麻糸博覧会では、こちらのアイテムを「むかし~現在、そして未来に向けた」象徴的なアイテムとして展示したいと思っております。

写真をご覧ください!

 

◆希少な蚊帳の資料コーナー

そして、このたび、蚊帳の専門家、ライターの松浦良樹さんにもご協力いただき、貴重な蚊帳の文献も展示していただけることになりました!

蚊帳の専門会・松浦良樹さん。本業はライターでいらっしゃいます。全国各地で講演や資料展示会、商品開発なども。アップサイクルブランド「古布遊」プロデューサー。

希少な蚊帳資料。写真はほんの一部です。

蚊帳の見本帳あれこれ。色の名称がとっても素敵です。必見です。

 

雑誌『HEMP LIFE』での松浦さんの記事はご覧になりましたか? お持ちの方は是非改めてお読みくださいね。

■キーワードは『麻の多様性』!? 専門誌『HEMP LIFE』が間もなく出版!
http://asafuku.net/?p=6121

 

◆モノヅクリにより昇華する蚊帳(KAYA)

子供の頃より、快適な夏の風物詩となる蚊帳。我々日本人は、古くは奈良時代より利用してきました。

素材として、よく使われていたのは「麻」。苧麻(ラミー)が多かったようです。ちなみに、人によっては、『蚊帳は暑苦しいもの』という印象をもつ方もいるかもしれません。それは、レーヨンや綿の蚊帳を使われていたのでは と思います。麻の蚊帳は、湿度を調整し、快適な空間をつくりだすことができます。

松浦さんによると、歴史で最も需要が伸びたのは戦争時だったそうです。とくに、戦場におけるマラリア対策の必需品とされ、蚊帳を運ぶだけの人員も、無線や医療品と同じように、配置されたそうです。

雑誌『HEMP LIFE』松浦良樹さん著の紙面より。

戦争とともに発展し、戦争の終了とともに衰退してきた。それはヘンプ・大麻も近い存在かもしれません。戦時中は、日本でも(また世界でも)軍需品として栽培を奨励し、また、活用してきた歴史があります。

一度は衰退していった「蚊帳」また「大麻」ですが、いま新たに「癒やし」のアイテムとして注目されています。開発者の有限会社菊屋の三島社長とともに、麻福でもいろんな場面でご紹介してまいりました。

蚊帳は、いま以下のような進化を遂げようとしています。

  • むかしの虫よけのアイテム「mosquit-net(モスキート・ネット)」から
     ↓
  • 安眠のための「sleeping-net(スリーピング・ネット)」
     ↓
  • 癒やし空間としての「healing-net(ヒーリング・ネット)」
     ↓
  • 平和を象徴する「praying-net(プレイング・ネット)※pray=祈る」
     ↓
  • 自然や大地、地球と繋がる「earth-net(アース・ネット)」へ

 

して、その裏付けに”現代のものづくり“があると考えます。

たとえば、

  • 現代の菊屋さんの蚊帳の生地は「からみ織り」によってつくられています。
    従来の蚊帳は、単純な平織りのため「生地への糊付け」を行わないと、生地がよじれたときに穴ができてしまい虫の侵入を許すことになってしまいます。しかも、糊が落ちることになるので蚊帳を洗うこともできません。
    からみ織りだと、経糸と緯糸がしっかり結束されるため、糊付けを行う必要がありません。糊付が行われないことは、「麻本来がもつ調湿効果を低下させることにもつながりません」。しかも「洗える」というメリットも。半永久的に使える蚊帳にもなります。
  • ヘンプ100%。苧麻(ラミー)より調湿効果に優れるヘンプです。ただ、古代はヘンプの紡績糸の製造は難しく、流通していませんでした。ヘンプ紡績糸が開発されてきたのは最近です。紡績糸とはいえ、ヘンプを織るのは、苧麻に比べても大変な作業だったりしています。そこを、三島社長と生地工場の執念(創意工夫)で実現しています。手間暇もかかるため、この織りに取り組めるのは、世界広しといえどもここだけと思います。
  • 現代生活に合わせた縫製。生地幅は150cmにもなります。さらに、粗い生地です。その縫製には熟練の技術が必要となります。

 

天然藍染を施し、より藍の機能性をプラス。染めたあとの仕上げ(整理加工)も想像以上の手間暇がかかったそうです。ただ、天然藍が施された蚊帳は、色合いも鮮やかに、防虫性といった機能性も高めます。

むかしと現代のコラボレーションで昇華していく「蚊帳」。こういったアイテムの方向性を模索していければ、と思います。

今回の藍染蚊帳の展示にあわせては、麻のお布団やブランケットをあわせて、ヘンプの寝装体験いただければ、と思っております

その他、こんな寝装品も展示予定。

麻わた入った「麻布団」に、同じく「麻わた入り敷きパット」、麻の「あんみん枕」に「枕カバー」モデル着用しているのが「4重ガーゼのパジャマ」です。足元は、段通織りの「麻の葉スツールマット」。

開発中の「がら紡糸(オーガニックコットン ) × ヘンプ』のベッドカバー

「がら紡糸(オーガニックコットン ) × ヘンプ」ベッドカバーの生地。とってもやさしい風合いです。

麻の葉模様編みのヘンプコットンハーフケット。「ベビー用のブランケット」に。

ぜひ究極の麻の癒やしをご体験ください!

その他、40~50種類もの現代のヘンプ素材・製品を展示予定です。

 

イベント詳細は、以下Webサイトをご覧ください。

★麻糸博覧会(プレ開催)Webサイト
http://asaito.org/

◆「麻糸博覧会」Facebookイベントページ ※ぜひチェックお願いします。
https://www.facebook.com/events/297644844079487/301660357011269/


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