「富岡製糸場」だけでなく「日本麻文化」も世界遺産に!?

富岡製糸場世界文化遺産にほぼ当確! とのニュース、おめでたいですね!

富岡製糸場といえば「絹(シルク)」。地場で育てた蚕で良質な糸を工業生産し、海外へ輸出することを通して外貨を得た功績は大きいものです。

ただ、群馬県といえば、おおあさ(ヘンプ)も著名です。最も有名なのが『岩島麻』。全国の優良品質の麻産地として名声をはせた岩島麻は、群馬県吾妻郡東吾妻町にあり、富岡製糸場がある富岡市のすぐ近くです。

400年も前から麻糸の原料となる「結麻」をつくり続けてきた岩島区ですが、製品として流通しはじめたのは室町時代から。江戸時代に入り、麻布など本格的に生産されはじめたようです。

ただ明治に入り、殖産興業という国ないし県の奨励策にのって、富岡製糸場に象徴される「蚕(絹)」産業に注力されていった訳ですが、岩島地区をはじめとした吾妻郡あるいは甘楽郡では、日本各地から買付られるくらいの高品質な麻を生産していたようです。(ただ戦後、化学繊維などの影響により激減してしまうようになります)

『岩島麻』を守るための活動は積極的で、その模様として著名な映像が下記です。

#「岩島麻」の概略については下記ページでご覧ください。
http://jimoto-b.com/1942(東吾妻郡教育委員会 社会教育課)

収穫から加工まで全て手作業で仕立て上げられる麻はまさに芸術品そのもの。毎年宮内庁や伊勢神宮にも奉納されており、一般に出回ることのない幻の麻といわれています。特に、「麻挽き」という工程における技術が素晴らしいです。キレイに麻挽きをして繊維くずのようなものを取り除いていくと、それこそ黄金の麻繊維=精麻ができあがります。(是非改めて映像ご覧ください)

この美しい精麻をつくる技術は日本固有の技術であり、日本人の精神観とも合いまった世界に誇れる文化ともいえます。

富岡製糸場が栄えるその横で、世界に誇る麻加工技術による麻産業が繰り広げられていたことは、麻ファンにとって改めて理解しておくとともに、これも世界遺産候補に挙げてもらいたいものと思ってしまいました。

麻文化

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