麻の緊急募金のお願い ~麻の手ぬぐい募金~

このたびの熊本地震に際し、被災された方へ心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

被災地ならびに被災者の復興のために、皆さまの寄付金のご支援を賜りたく、麻福では『麻の防災手ぬぐい緊急基金』を開設いたします。

◆概要

麻福の商品『麻の防災手ぬぐい(詳細、後述)』を 888円にて販売いたします。お買い上げいただいた商品代金は、そのまま被災地(熊本県球磨郡の役場を予定)に寄付いたします。

◎麻の防災手ぬぐい
http://asafuku.jp/SHOP/A100-1.html

 

◆募金先について ~熊本県球磨地方と麻~

募金先は熊本県球磨地方の役場へ直接行うことを考えております。

ところで、熊本県の由来となった「球磨(くま)」は、その昔は「求める麻」と書いて「求麻(くま)」と書いていた時期があるくらい麻にも縁があります。

球磨は昔、[求麻]と書いている時期がありました。これは昔、八代の者が川から麻の葉が流れてきたので、上流に行くと人が麻を作っていた。そして麻を求めに人がやって来るようになったので、この地を[求麻(クマ)]→球磨と呼ぶようになったからだといわれてます。 [球磨の部屋Webより引用]

とくに、球磨川の人吉から下流領域の別名「木綿葉川(ゆうばがわ)」は、麻の葉が流れる川とも呼ばれていたよう。藤原定隆の和歌「夏来れば 流るる麻の木綿葉川 誰水上に禊しつらむ」はとてもステキです。麻を求めに人が集っていったんですね。

麻の情報サイト「アサノハ」さんでも紹介されていますので引用いたします。

麻の葉が流れてくる川(熊本県)

熊本は畳表のイグサの産地であったと同時に、畳表のイグサ(横糸)に大麻糸(経糸)に使っていたことから麻の生産が行われていた。

何故「熊」「本」なのか諸説があるが、その元になった球磨(くま)は、昔は求める麻と書いて求麻(くま)である。さらに球磨川の由来は、麻の葉の流れ来る見て、麻の葉が流れる川ということで木綿葉川(ゆうばかわ)あるいは結入川、夕葉川と呼ぶようになったという。
この由来を裏付けるかのように、藤原定隆の和歌にこの言い伝えを詠ったものがある。

「夏来れば 流るる麻の木綿葉川 誰水上に禊しつらむ」

大麻草の葉っぱが流れてくる川♪それはすごいです!!

アサノハWebサイトより引用

球磨地方は戦前から多くの麻を栽培してきた地域で、昭和50年(1975年)まで栽培が続いていたそうです。

そこで、私ども麻の同志による募金先としては、麻に縁のある球磨地方へ行いたいと思っております。

球磨郡にもいくつかの役場がありますが、まずは、麻の農業道具等が展示されている「山江村歴史民俗資料館」の所在地「球磨郡山江村(やまえむら)※災害救助法適用地域」とさせていただこうと思っております。

熊本県球磨郡山江村

同資料館の紹介ページをぜひご一読ください。大きな桶は特徴的です。

球磨の麻栽培(くまのあささいばい) 山江村

最終更新日:2009年12月7日
山江村歴史民俗資料館

所在地

球磨郡山江村

解説

   麻を育てる

私たちが普段着る衣服にはどんな繊維が使われているでしょうか。木綿に羊毛。そしてポリエステル、ナイロン、レーヨンなど様々な化学繊維。これらの繊維はいつ頃から使われているのでしょうか。化学繊維が普及するのは戦後の事です。羊毛も明治以降、最も古い木綿でも普及するのは江戸時代の中期以降の事です。それではそれ以前はどんな繊維を使っていたのでしょうか。身分が高い人たちは絹を使う事ができましたが、庶民はそんなものは着られませんでした。それでは何を着ていたのでしょうか。最も多いと思われるのは麻です。今使われている麻は明治時代に伝えられて亜麻が中心ですが、以前は大麻、苧麻(カラムシ、ポンポン草)が多く使われていました。

灰にひたす鍋

戦前は球磨地方でも麻が多く栽培されていました。(昭和50年を最後に今は栽培する人はいません。)麻は一年草です。冬の最も寒い時期に畑を深く掘り起こし、2月~3月頃整地して種をまきます。種をまいて4~5日で芽が出ます。これが鳥の好物なので、鳥に食われないよう、1日中鳥を追うのは子供の仕事になっていました。麻はある程度密植しないと太りすぎていい繊維が獲れないので,子供たちの仕事も大事な仕事でした。麻は成長が早い植物で、土用の頃には人の背丈より高くなります。天気の続きそうな日を選んで刈り取ります。刈り倒したものは葉っぱを落として、からからになるまで畑で干します。これを持ち帰り、表皮を剥ぎやすくするため蒸します。長い麻の繊維を切らないように、麻に大きな桶を被せて蒸します。これをまた干して乾かし保管します。稲刈りがすんで一段落すれば保管しておいた麻を1週間ぐらい水に漬けて柔らかくし、皮をはぎます。剥いだ皮を灰と混ぜてよく揉んで蒸します。蒸し終わったものは灰汁につけておきます。これを川に持っていき、スズ竹2本を竹ばさみのように使って水中で外皮やカスを落として製品に仕上げます。

この一連の作業に使用した道具が山江村歴史民俗資料館に展示されています。一度お訪ね下さい。

熊本県Webサイトより
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_8401.html

短期間にグングン伸びる麻のよう、1日も早い復興を祈願したいと思います。

そして、これは勝手な祈りではありますが、近い将来、麻の栽培が復活され、そのことが地域発展にもつながることになれば、と思う次第です。

とにもかくにも、被災地は何より現金が必要な状況。皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

◎麻の防災手ぬぐい  1点888円
http://asafuku.jp/SHOP/A100-1.html


ヘンプの力(機能性)は災害時にも発揮。天然強力な抗菌、消臭、吸汗速乾に優れたヘンプ繊維は、洗濯が困難な状況でも、清潔・快適にお使いいただけます。
手ぬぐいは110cmのロングサイズ。通常サイズ(90cm)より、更に用途が広がります。
ふろしき王子こと「よこやまいさお」さん監修によるリーフレットもつけました。
防災バッグに、いつものバッグに、仕事場の机に、ちょっとしたギフト(プレゼント)に。イザという時に「力」になります。
なお、手ぬぐい生地の織り立ては大阪泉州。生地に負担をかけない和晒方式に洗いをして、糸のノリ、生地汚れを落としております。そのまま様々なシーンでご活用ください。

▼▼ ご協力は下記ページで ▼▼

◎麻の防災手ぬぐい  1点888円
http://asafuku.jp/SHOP/A100-1.html

[決済方法]
クレジットカード、ゆうちょ/銀行振込、楽天ID決済(楽天ポイントが使用できます)、後払い(コンビニ払い 等)※手数料99円、代金引換(恐縮ですが、代引手数料300円と別途宅配便送料550円頂戴いたします。)
[送料]
メール便(ヤマトDM便)160円。2~5日かかります。商品代5,500円以上で送料当社負担とさせていただきます
【おことわり】
通常 600円(本体)で販売している商品ではございますが、今回のチャリティ品としては 末広がりの縁起よい数字8(ハチ)にあやかって、888円(税込)とさせていただきます。

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コメント

  • コメント ( 2 )

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  1. 金子 ハナ子

    麻防災手拭いを5本お願いします

    • kitamutak

      金子様 ご連絡ありがとうございます。また別途ご注文いただき感謝申し上げます。本日発送させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。