自然と人の恵で、健康快適なくらしを創るスペースを目指します

麻福本拠にあるガレージと倉庫スペース。

昨年10月より月1回開催の「あさ福市」朝市イベントをベースに改装してきました。近所の方を中心に、多くの方々にお越しいただき、改めて御礼申し上げます。

・「伊勢あさ福市」の模様については、以下ページをご覧下さい。(2020年1月開催時の写真を掲載しています。)
https://ise-asafuku.jp/200214-2/

その後、新型コロナウィルスの影響でイベント開催中止が続いておりますが、この期間中も、少しずつですが改装してまいりました。

本日は、本倉庫スペースを活用した今後の構想とともに、それら構想に向けた取り組み状況を紹介させていただきます。

◆『自然と人の恵で、健康快適なくらし』を目指して

キャッチフレーズ(仮)です。

麻福では、ヘンプ(麻)を用いて健康快適なくらしに貢献できる商品を展開してまいりました。この倉庫スペースでは、もう少し大きなくくりで、天然素材、自然栽培を中心とした「自然の恵を受けたアイテム」と「つくり手」と「生活者」が集うことにより、人と地球の健康快適なくらしづくりに貢献する場を目指します。

以下に具体的な構想をご紹介します。。

1.ヘンプ(麻)商品の展示販売

当社商品の販売は建物内にて行っておりましたが、感染症予防の観点を受けて期間限定で倉庫スペースへ移動します。

店舗休業に伴い、一部の方にはご不便をおかけしておりましたが、換気のよいスペースにてお買い物をお楽しみください。

奥に見える白い建物は麻でつくった小さな家です。やぐらの屋根部分にはオガラを用いています。

2.「あさ福市」マーケット

主に農家さんと消費者をつなぐ場をつくりたいと思っています。いわゆる産直市場、ファーマーズマーケットですが、これをガレージ部分に開設します。

とくに昨今の情勢において問題となっている「食品ロス」の解決に微力ながらも一助となれないか、と思います。農家さんが手塩にかけて栽培した農産物が台無しにならないように、できることを実施して参ります。

とっかかりとして、過去あさ福市に出店いただいた農家さんにお声かけさせていただき、5/10に実際に野菜を並べてテスト販売してみました。

どうせやるなら楽しげな雰囲気を醸し出したいと思い、販売什器として軽トラを活用しました。そして、天蓋ベッド風に麻生地で囲みました。

もちろん、このまま道路を走ることもできます。近い将来、出張販売をしてみたいところです。

毎週日曜日に開催することにしました。スロースタートですが、将来的に多くの出会いが生まれていけばと楽しみに思っています。


3.カフェ/食事提供

フォルクスワーゲンのキッチンカーを用いたカフェも営業予定です。麻福でも営業許可証を取得して、ヘンプネルドリップコーヒーを中心に過去何度か提供してまいりました。

あさ福市でのカフェ営業模様。ヘンプネルドリップ珈琲(https://asafuku.net/?p=6541)が人気でした。営業スタート時期は調整中です。

4.アウトドア料理体験(料理教室)スペース

倉庫奥のスペースをアウトドア料理体験スペースにしました。

ねらいとしては、買っていただいた食材を用いて、その場で召し上がっていただけるスペースを目指します。

基本的には卓上型七輪を取り揃えていきます。新鮮な農水産物を炭火であぶって召し上がっていただけます。

炭は、南伊勢の伊勢志摩備長炭。映画『半世界』の舞台にもなった森前栄一さん(マルモ製炭所)の備長炭をご用意しています。(半世界は麻福も少しご縁ありました→参照:https://asafuku.net/?p=7344)。飲食店休業に伴い、備長炭職人も大変な状況です。微力ながら消費と啓蒙に貢献したいと思っています。)

また、あさ福市マーケットの青果品だけでなく、伊勢志摩の海産物、とくに南伊勢の海産物を取り揃えたいと、現在南伊勢町の方々と前向きな調整をすすめています。

(南伊勢町は、伊勢麻振興協会の加工地でもあります。伊勢の麻を盛り上げるためにも、南伊勢の農水産物の活性化には優先的に取り組んでまいりたいと考えております。)

南伊勢町の方々と開催した交流会の模様です。

また、簡単な料理をしていただける場として、厨房も用意します。高火力のガスコンロも用意しました。中華鍋との相性もバッチリです。

古い倉庫ですが、広い壁は麻の漆喰壁に塗り上げ、床には木を貼り詰めました。漆喰壁が清涼な空間づくりにつながりました。

そのほか、以下のような調理器具はご用意しています。本格的なアウトドア料理が展開できるよう、今後拡充させていく予定です。

  • 各種ダッチオーブン(30インチの大型鍋も2台あります)
  • 各種スキレット(小さいものから30インチのものまで)
  • 各種土鍋
  • 燻製器
  • 卓上七輪、バーベキューコンロ
  • 包丁、ざるなど基本的な調理機器
  • 塩、しょうゆなど基本的な調味料 ...などなど
手前は燻製号(三輪車におかもち型の燻製器が乗っています。奥は4m直径のワンポールテント。グランピング風に。。)
桜チップで燻製中。なんでもないゆで卵でも、至高の味に育ちます。
仮説の洗い場もガスコンロ横につくりました。

なお本企画は、飲食業ではなく、あくまでも料理体験/料理教室を目的としています。麻福スタッフからも適宜オススメの調理法を教示させていただくとともに、講師の先生をお呼びしたり、また、その場に集う方々同士での教え合いの場と考えております。

自然の恵を味わっていただき、そして、アウトドア料理を学んでいただいた暁には、伊勢志摩界隈の自然豊かなキャンプ場で実践いただければ幸いです。


5.映画『うみやまあひだ』上映

「伊勢神宮・式年遷宮」をテーマにしたドキュメンタリー映画『うみやまあひだ』の上映を予定しております。

伊勢神宮では二十年に一度、古い社殿の隣に全く同じ様式の新しい社殿を建て、神様にお遷りいただく大祭で、約1300年にわたり続けられてきました。

『豊かな自然に畏敬の気持ちを抱きながら、森から海へ、また森へとめぐる自然の恵みを感謝と共にいただき、古来、自然と折り合いをつけて生きてきた日本人。』その心と暮らしの原型が伊勢神宮にあるとは宮澤正明監督の言葉。

圧倒的な映像美、心に染みわたる音楽、そして12 人の賢人が語る知恵の言葉の数々……は、今後の生き方を考える上で大きな示唆を観る者に与えます。

・映画『うみやまあひだ』
https://umiyamaaida.jp/

以下予告映像もご覧下さい。
https://youtu.be/_OlhODIxiJI

なお、上映は連日17~18時半を予定しております。公式なスタート日は調整中です。

伊勢神宮外宮さんの目前でリラックスしてご覧ください。

映画『うみやまあひだ』。開放感あふれる環境で、リラックスしてご覧下さい。
麻の漆喰壁をスクリーンにしています。

6.タイニーハウス/モバイルハウス構想

麻福では、タイニーハウス(小さな家)やモバイルハウス(トラック等に積載する移動式の部屋)の普及拡大に貢献していきたいと、と思っております。

とくに、ヘンプ(麻)素材を用いた『小さくても心地よいスペース』。今後ここに具体的な取り組みをしながら、世の中へ提案できるものに仕上げていきたいと思っています。

昨年から展示しているのが「麻の家」。麻の断熱材・炭・麻すさ(漆喰壁)を用いてつくられた3畳の小さな家です。

そして今回新たに制作したのが、冒頭のあさ福市マーケットで用いる軽トラ什器でもあります。

生地をそのまま垂らすと、ちょっとした憩いの部屋ができあがりました。

また別に仕込んでいるのが、この軽トラに乗せるモバイルハウスになります。麻素材を詰め込んだ設計になっています。今月末には、大体できあがる予定です。

いつか伊勢志摩の自然を満喫いただく旅の足としてご提案したいと思っています。

史上初になるか?! ヘンプの軽トラモバイルハウス。麻素材をふんだんに活用する予定です。
床下には、麻炭とオガラ(麻幹)を混ぜたものを用いてみました。奥は麻の断熱材。

7.調理場/仕込場は制作中です(だいぶ先になりますが・・)

奥の倉庫スペースには、調理場/仕込場も建築中です。こちらは食品製造の場として保健所の承認を得られるまでの施設にしたいと考えております。(現在は、ほかのことを優先対応中なので早くても秋ころになりそうです。)

施工中の小屋。調理場/仕込み場にする予定です。壁には麻断熱材を入れていきます。いまはモバイルハウスの組み立てに用いています。

8.ワークショップ、多目的スペース

ワークショップもいろいろと企画していきたいと思います。

また、多目的スペースとしての使用も。飲食もできる場(あくまでも個人使用の範疇)として、多くの方々が集い、そこから社会をよくするアクションにつながればと願っています。

プロジェクターや飲食を交えた勉強会等にもオススメです。
5/10プレ開催時には、途中からアニメ上映会に様変わりしました。

以上、ほかにも多々妄想はございますが、まず取り組んでいきたい構想8つをご紹介しました。

なお、昨年より実施している「大麻博物館 in 伊勢・麻福」は(表向きは)休止中ですが、ご希望いただければ開館いたしますのでお申し付けください。(人数制限はかけさせていただきます。)

・大麻博物館 in 伊勢・麻福
https://ise-asafuku.jp/taimahak-ise/

場に集う皆様との語らいを通じながら、麻のようにスクスクと皆で発展できればと思っておりますので、どうぞご支援の程よろしくお願い申し上げます。

三重県内の移動自粛要請は解消されました。マスク等感染予防対策の上、よければ足をお運びくださいませ。三重県外の方におかれましては、コロナ騒ぎが収まりました暁には是非お越しください。

  

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