自然・神・人の一体感を感じる。天地(あめつち)ストール。伊勢『伊勢外宮参道みやげ』から
伊勢への本拠移転につきましては、先ほどのエントリーでご紹介いたしました。改めて、伊勢麻福としてよろしくお願い申し上げます。
伊勢、外宮をより盛り上げていくべく、麻福としても微力ながらも貢献してまいりたいと思う中、光栄にもご縁をいただいたのが『伊勢外宮参道みやげ』プロジェクトです。昨年12月にスタートした当プロジェクトにて、麻福では「天地(あめつち)ストール」という麻のストールで出品させていただいております。
伊勢外宮参道みやげ って?
伊勢市や伊勢市商工会議所などで構成する「伊勢まちづくり会社」が主体とするプロジェクト。土産品をきっかけに伊勢神宮・外宮を広く全国に発信し、外宮周辺及び中心市街地の活性化を図ることを目的としています。
詳しくは「伊勢参宮みやげ Webページ」 をご覧ください。
外宮の歴史文化を伝える
http://www.ise-machi.co.jp/gekumiyage/ 伊勢参宮みやげWeb
「神都」と呼ばれる伊勢は、神宮の鳥居前町として伊勢神宮の歴史とともに歩み、栄えてきました。森の中の皇大神宮(内宮)は宇治地区にあり、豊受大神宮(外宮)の周辺に山田のまちがあります。
神々の食を司り、五穀豊穣や子孫繁栄を祈り続けた外宮に感謝し、さまざまなジャンルのつくり手がその思いをカタチにしました。
スタート時の参加企業は9社。そのうちの1社に新参者ながらも参加を認めてくださいました。
「天地(あめつち)ストール」by 麻福
麻福からは麻のストールを出品しております。その名も「天地(あめつち)ストール」。 天地(あめつち)から連想される言葉は「天と地」「大空と大地」「全世界」「 天の神と地の神」など。
「自然」と「神」と「人」が一体となったくらしが日本にはあります。麻はそれらをつなぐ役割も担ってきた、といえます。 また衣は魂をつつみこむもの。そうした日本人の価値観を伝えていくべくアイテムとして、山本 武士さん( 外宮参道発展会会長・「伊勢 菊一」代表 )に名付けてくださいました。とってもステキな名前と思いませんか。
まず商品写真とパッケージをご覧ください。
ストールの鮮やかな色合い、そして、贈答品に相応しいパッケージです。
写真では見えにくいのですが、和紙の透け感がある封筒に、帯の背景には伊勢外宮参道みやげオリジナルのテキスタイル(柄)が印刷されております。
このデザインがとってもお気に入りです。
「天地ストール」商品の特徴
【特徴1】 神宮にかかわる草木材を用いて外宮・五社を色で表現
伊勢神宮には、大きく「内宮」と「外宮」があり、前者は皇室の御祖先であり、太陽にもたとえられる天照大御神(あまてらすおおみかみ)さまをお祀りしています。一方、外宮は天照大御神さまのお食事を司り、 衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)さまをお 祀りしています。
外宮は正式には「豊受大神宮」といい、豊受大御神をお祀りする正宮のほかに、4つの別宮と28の摂社・末社・所管社で構成されています。
色の名前、および、染料となる草木材は以下のとおりです。
◎天地(あめつち)ストール バリエーション
「和 -nigi-」| 豊受大神宮 ….. 檜(ひのき)染め [ベージュ]
「荒 -ara-」| 多賀宮 ….. 日本茜(あかね)染め [レッド]
「土 -tsuchi-」| 土宮 ….. 蓮(はす)染め [ブラウン]
「月 -tsuki-」| 月見夜宮 ….. 福寿(ふくじゅ)染め [イエロー]
「風 -kaze-」| 風宮 ….. 榊(さかき)染め [ライトブルー]
ストールの素材は、天然素材である大麻と木綿(コットン)。大麻は荒妙(あらたえ)の素材で用いられ、年2回開催される神御衣(かんみそ)祭では、神様の衣として奉納されます。
【特徴2】 ボタニカルダイ
染色方法は、現代的な草木染め手法を用いました。「ボタニカルダイ」と呼ばれる株式会社シオンテック(東京都)の染色技術です。同社は、古来からある「草木染め」に現代の染色技術を取り入れることにより、従来的な草木染めのデメリットを補っております。
「ボタニカルダイ」のメリット:
・色落ち、色あせしにくい
・色の均一性、 再現性 がある
・染めムラになりにくい
・鮮やかな色合いが可能
・植物が持つ、やわらかく微妙なニュアンスのある色合い
伝統的な事項には尊重しつつも、より良いものに、また永続可能なかたちで進化させていく試みは肝要と考えております。
【特徴3】旧式織機を用いたゆっくりな織り立て。風を織り込んだような風合い。
大正時代のシャトル織機。1日で織れる長さは10mほどです。テンションをかけずに、ゆっくりと織り上げました。
麻糸による、自然にできる立体感とシャリ感が、商品名の由来となる天地(あめつち)の’天’と’地’、また、それらをつなぐ’風’の一体感を表しているかのようです。
【注意 】当商品の生地は、定番品「かるふわストール 」と同じです。ただし、染料ならびに染色方法は異なるため、その仕上がり感も同じとはいえません。
▼お求め方法について
想いを込めて、こだわりでつくりこんだアイテムです。ご自分用に、また、ご贈答用にご利用いただけませんか。
お買い求めいただけます方は、ぜひ伊勢の麻福ショップまでお越しください。
とはいえ、ご遠方の方で動けない方も大勢いらっしゃるかと思いますので、Webショップでも承ります。
伊勢の地より、心を込めて発送させていただきます。
◎【商品ページ】伊勢外宮参道みやげ「天地(あめつち)ストール」麻福
https://asafuku.jp/SHOP/A0201-1.html
【補足 】「伊勢外宮参道みやげ」メディア記事 のご紹介
「伊勢外宮参道みやげ」プロジェクトについて、この機会にご一読ください。
伊勢 おみくじ風「道しるべ」 外宮紹介紙を作成 三重
【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮外宮への理解を深めてもらおうと、市や市商工会議所などでつくる「伊勢まちづくり会社」が、おみくじ風の紹介紙「伊勢の道しるべ」を作成した。真珠のネックレスや伊勢木綿の手拭いなど新たな土産も開発。いずれも同市本町の刃物店「伊勢菊一」で販売(道しるべは無料)している。
https://this.kiji.is/450826078064526433?c=39546741839462401(伊勢新聞社2018/12/27)
道しるべは8種類あり、表面に外宮の説明、裏面に月夜見宮や風宮など外宮の別宮をそれぞれ紹介。印字されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、別宮などの場所をグーグルマップ上でみられる仕組み。参拝客が外宮に興味を持ち、滞在時間を伸ばすことが狙いだ。菊一のほか、JR伊勢市駅と外宮前観光案内所にも置いている。
道しるべに関心を持ってもらおうと、まちづくり会社は新たな土産も開発。市内の事業者らが協力し、アオサのドレッシングや大麻とコットンで編んだストール、伊勢和紙のポストカードなど9品を提供した。20―40代の女性を顧客層に据え、かわいらしさを重視した土産に仕上げた。
いずれの商品も「伊勢外宮参宮みやげ」と名付け、菊一で販売。まちづくり会社が参加店舗から売り上げを一部徴収し、今後の事業の財源とする。土産は今後、増やす方針。担当者は「道しるべや土産が外宮に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話している。
【こちらもぜひ】伊勢神宮が制作された素晴らしい映像をご覧ください。
昨年12月に公開された「神宮を感じる FEEL JINGU」から。映像が素晴らしいです。ぜひご覧ください。 「天(あめ)」「土(つち)」編は必見です。
ほかにも「産霊(むすひ)」編と「祈り」 編があります。随所に大麻(精麻)が用いられていますので、ぜひこちらの映像もご覧ください。
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