【まとめ】麻福ヘンプ生地の紹介。取り巻く状況と今後の想い。

麻福の『ヘンプ生地』。多くの方々にご利用いただき、ありがとうございます。麻福当初から度々リクエストをいただき、ほそぼそと地道にやってきました。

本日は、麻福ヘンプ生地について、”まとめ”的にご紹介します。


【10/9追記】

4.生地反巻きキャンペーン

6.高額割引キャンペーン 実施のお知らせ(不定期終了)


■ 目次 ■

  1. ヘンプ100%生地紹介
  2. ヘンプコットン生地紹介
  3. ヘンプシルク生地ほか
  4. 生地反巻きキャンペーン
  5. ヘンプ生地の特徴、取り巻く状況
  6. 高額割引キャンペーン実施中(不定期終了します)

↑ タイトルをクリックすると当該箇所へ遷移します。

生地ラインナップ

ヘンプ100%、ヘンプコットン、その他 に大きく分類してご紹介いたします。

<<ヘンプ100%シリーズ>>

(ヘンプ100% 薄手)

◎ヘンプ100% 平織り 薄手(36Nm) オフ白

《145cm幅、C0003-1》★紙管巻き可

大好評のヘンプ100%の薄手の平織り生地。ヘンプでは細い糸の糸を用いています。チクチクしない肌触り。もともと柔らかいですが、使い込むごとに、もっとなじんできます。 インナーウェアなど、肌に触れるアイテムにオススメです。

今回改めてみたら、、不明瞭な写真1枚しかないのに、、よくこれだけの方々が買ってくれたもの、と改めて感謝します。 その価値は”ご使用いただいた方々のクチコミ”が参考になります。

あえてページに手を入れず、ご紹介します。ご購入者のお声をみていただくのが、一番分かるかと思います。

安眠マスク、キャミソール、ヘンプ100% 手ぬぐい などの製品に用いています。

藍染にすると、より生地の端麗さが際立ちます。

▼商品ページはこちら
http://asafuku.jp/SHOP/C0003-1.html

 

◎ヘンプ100% 平織り・一重ガーゼ 薄手(36Nm) オフ白
《日本織立、シャットル織機・生地耳付き、125cm幅、C0058-1-h》

ヘンプ・マーガレット(詳細→https://asafuku.net/?p=5533)で用いている平織りガーゼ生地です。

粗い平織りのため、洗っていくことでガーゼのような感覚になります。

同じ生地密度で、経糸をリネンにしたバージョンもあります。蚊帳ふきん には、こちらの生地を用いています。

ヘンプ100%の方がシャリ感が残ります。洗ったときに柔らかいのはリネン/ヘンプの方になります。肌触りの良さを求める方には、リネン/ヘンプをオススメします。

シャットル織機使用で、生地耳付きです。ストールに用いるときには便利です。

奈良の織元さんになります。

詳しい紹介はこちら https://asafuku.net/?p=5533

▼商品ページはこちら ※お試しキャンペーン中
http://asafuku.jp/SHOP/C0058-1.html

 

◎ヘンプ100% 天竺ニット 薄手(36Nm) きなり
《日本編立、140cm幅、C0080-1》

Tシャツでよく使われる天竺編みのニット生地です。ヘンプ100%なのが何よりポイントです。

ヘンプ100%糸は、コットンやポリエステルなどと比べると繊維が硬く、曲がりにくいので、キメ細かい編み地には向きません。

ですが、生地編み立て前の準備工程や生地加工で技ありの加工をすることで実現できないことはありません。それを立証したのが、このアイテムでした。

しかも、ナチュラル感が漂う生成り糸を用いたものです。再生産不可で現在庫で終わりの糸です。

細い糸を用いて、軽い目付けですので、インナーウェアにオススメです。140cm幅あるのも製品つくりやすいと思います。

ただ、残念ながら、こちらも次期生産の目処がたっていません・・ので、この在庫分だけとなっております。

▼商品ページはこちら
http://asafuku.jp/SHOP/C0080-1.html

 


(ヘンプ100% 中厚)

◎ヘンプ100% 平織り 中厚(24Nm) オフ白
《145cm幅、C0002-1》

薄手生地と並ぶ大好評の中厚生地。

薄手に比べるとしっかりしてますが、チクチク感・ゴワゴワ感はありません。麻福では、シーツや枕カバー、ふんどしに使っています。

これも、不明瞭な写真1枚しかないのに、、大勢の方々にお求めいただき、ありがとうございます。こちらも、あえてページに手を入れず、ご紹介します。

ご購入者のお声を多くいただいておりますので、どうぞご確認ください。

▼商品のお求めはこちら
http://asafuku.jp/SHOP/C0002-1.html

 

◎ヘンプ100% 平織り 中厚(24Nm) 生成り
《日本織立、145cm幅、C0070-1》※紙管巻き可能。
★10/19出荷予定。予約受付中

ヘンプ100%の高密度な中厚手生地です。番手は24Nm(麻40番)。

しっかりした生地で、シーツ、枕カバー以外にも、ソファ生地やバッグなどに最適です。

10/19出荷可能予定。生地幅は 130cmから約145cmと幅広となり、より使いやすく。

国内工場で丁寧に織り立ててます。

イタリア製の生成り糸ですが、前述の中国・高品質糸に比べるとネップ、硬い繊維の含有率が高いです。少しチクチク感が感じられるかもしれませんが、予めご容赦ください。

▼商品のお求めはこちら ※お試しキャンペーン中
http://asafuku.jp/SHOP/C0070-1.html

◎ヘンプ100% 平織り・高密度 中厚(24Nm) 生成り
《日本織立、130cm幅》

しっかり打ち込んだしっかりしたヘンプ100%平織りです。ソファ生地、エコバッグなどに最適です。

◎商品のお求めはこちら ※お試しキャンペーン中
http://asafuku.jp/SHOP/C0087-1.html

◎ヘンプ100%  平織り 中厚(18Nm) なり
《145cm幅、C00056-1》※紙管巻き可

サラッと、滑らかな、ヘンプ100%の中厚生地の生成りが入荷しました。ご希望にお応えして、大事に保管していたのをおすそ分けいたします。

在庫限りです。

◎商品のお求めはこちら
http://asafuku.jp/SHOP/C00056-1.html

 


(ヘンプ100% 厚手)

◎ヘンプ100% 平織り 厚手(8Nm) きなり
《日本織立、シャットル織機・生地耳付き、110cm幅、C0068-1》※紙管巻き可

人気の厚手・平織り生地です。イアリア製糸を用いて、風合いよく織りたてました。動き溢れる生地の存在感が特徴です。

国産織立。しかも、シャットル織機で生地耳あるのがgoodです。

麻福では、エプロン・割烹着で使いました。

◎商品のお求めは
http://asafuku.jp/SHOP/C0068-1.html

 


ヘンプコットンその他です。

<<ヘンプ/コットン>>

ヘンプコットンシリーズ。コットンが入ることで、柔らかく、また、お求めやすい価格に。

◎ヘンプオーガニックコットン 平織り 薄手(21s) きなり
《GOTS認証品、145cm幅、C0050-1》紙管巻き可

希少な”生成り”の薄手生地。生成り色は今回限りとなります。

▼商品のお求めはこちら
http://asafuku.jp/SHOP/C0050-1.html

 

◎ヘンプコットン 小幅・手ぬぐい用 薄手(21s) きなり(無蛍光・無漂白)
《国内織立、シャットル織機・生地耳付き、34cm幅、C0044-1》

こちらも大好評の手ぬぐい(小幅)生地。

手ぬぐい以外にも、用途に応じてお好きにカット。20mで巻き上げているのがオススメです。

こちらの記事も https://asafuku.net/?p=3600 ご参考ください。

“未洗い”は、染色される方に。下準備してからお使いください。

▼洗い済み
http://asafuku.jp/SHOP/C0044-1.html
▼未洗い
http://asafuku.jp/SHOP/C0015-1.html

 

◎ヘンプオーガニックコットン 平織り 中厚(16s) オフ白
《GOTS認証品、145cm幅、C0051-1》

しっかりした生地感で使いやすいです。シーツ、枕カバー、ふんどし 等に最適。

▼商品のお求めはこちら
http://asafuku.jp/SHOP/C0051-1.html

 

◎ヘンプコットン ダブルガーゼ きなり
《約80cm幅、C0009-1》

ベストセラーのダブルガーゼ。ベビー産着に使っています。風合い柔らかいのが特徴です。

▼商品のお求めはこちら
http://asafuku.jp/SHOP/C0009-1.html

(参考)ベビー・コンビ肌着:http://asafuku.jp/SHOP/A0073-1.html

◎ヘンプ/コットン デニム生地

9~10オンスのライトゲージのデニム生地。

世界的に著名なデニム産地である児島地域で染めて、織り上げました。

(詳細→)https://asafuku.net/?p=4660

緯糸に、
・ヘンプコットン糸
・ヘンプ100%

を入れた2バージョンがあります。

前者は柔らかく、肌に馴染む風合いに対して、後者は頑丈な感じ。毛焼・防縮加工は施しております。

名刺ケースに用いたのは、緯糸にヘンプ100%を用いた生地でした。

セルヴィッチ(耳付)デニムもございます。

▼商品のお求めはこちら
・緯糸 ヘンプコットン(ヘンプ22%):
http://asafuku.jp/SHOP/C0074-1.html
・緯糸 ヘンプ100%(ヘンプ40%):
http://asafuku.jp/SHOP/C0074-2.html

 

◎ヘンプコットン ダイヤ織 
《国内織立、シャットル織機・生地耳付き、34cm幅、C0075-1》

伝統的にふきんで用いてきたダイヤ柄の織り。昔のシャットル小幅織機で織り立てています。

柔らかく素肌に馴染みます。表地と裏地の表情の違いもポイント。

吸収力を促進する織り組織なので、起毛した本生地を布ナプキンの表面あるいは中面に用いています。

▼商品のお求めはこちら
http://asafuku.jp/SHOP/C0075-1.html

 

◎ヘンプコットン 天竺ニット 21/2s

 

現在、品切れ・再生産中です。予約受付しております。

 


<<ヘンプ/シルク>>

◎ヘンプシルク ツイル
《145m幅、C0004-1》※紙管巻き可

ベストセラーのヘンプシルク生地。大勢の方々を虜にしてきました。

表・裏の表情が異なるのもポイント。

また、ヘンプが入っていることで、とっても丈夫で長持ちします。

ヘンプシルク ツイル生地。ヘンプが入っているので丈夫。なんと、顔料である「べんがら」で “クシュクシュ揉み込んで染めています”。シルク100%だと、すぐ生地がダメになりますが、ヘンプが入れば大丈夫です。

◎商品のお求めはこちら
http://asafuku.jp/SHOP/C0004-1.html

 


(リネン・ヘンプ)
(ラミー・ヘンプ)

経(たて)糸に、リネン(亜麻)あるいはラミー(苧麻)、緯糸にヘンプ100%を入れた麻100%の生地。

ここのページにも記載していますが、経(たて)糸にヘンプ100%糸を用いるのが、技術的にも、また、生産ロット的にも大きなハードルになります。

そこで、普段使われることが多い「リネン」「ラミー」を経糸に張った織機に、緯糸にヘンプ100%を入れ込むことで、初期のハードルを下げ、生地にバリエーションをもたせようとします。

ただ、、、ヘンプ好きな方には、あまり評判がよくない(ヘンプ100%を所望される方が多く・・)ようで、、少々悩ましい感じです・・

まだまだ模索が必要な領域です・・。

◎リネン/ヘンプ 平織り 一重ガーゼ生地 きなり
《国産・シャットル織機・生地耳付き、125cm幅、C0058-1》

ヘンプ100%バージョンで前述いたしました。リネン/ヘンプの方が、より柔らかな風合い(ガーゼに近い風合い)になります。

蚊帳ふきん では、こちらの生地を用いています。用途に応じて、お使いください。

蚊帳ふきん で用いているのが リネン/ヘンプの麻100%生地。粗い織り組織なので、洗うとガーゼのように柔らかくなります。速乾性に優れているのもポイントです。

■紙管巻きキャンペーン

5m以上のご注文で紙管に巻いて出荷いたします。

キャンペーンで無料(北海道、沖縄、離島の方は 1,000円)”と させていただきます。

通常、別途送料として 1,000円(北海道、沖縄、離島は2,000円)をいただきます。

定形外サイズとなる、高額送料となります。別途追加送料は 北海道、沖縄、離島へのお届けには、注文完了後に追加させていただきます。

対象生地は以下のとおりです。

<ヘンプ100%>
薄手(36Nm) 平織り オフ白
中厚(24Nm) 平織り きなり
中厚(18Nm) 平織り なり
厚手(8Nm)  平織り きなり
<その他>
ヘンプオーガニックコットン 平織り 薄手(21s) きなり
ヘンプシルク ツイル

 

■ヘンプ布の特徴

ヘンプ生地の特徴についてご紹介。恐れ入りますが、一部、仮説の事項もあります。まだまだ研究未開拓な(多くの可能性を秘める)素材です。

ヘンプのチカラ(SlideShare) 

 

■ヘンプ糸/布/生地販売 を取り巻く状況

苦渋が続くヘンプ生地状況。麻でもリネン、ラミーと異なり、工業化が進んでいないため、なかなかヘンプでものづくりをしようとするメーカーが少ない状況です。

少しまとめてみますと、

  • 繊維原料不足(とくに細い糸用)
  • 生成り色糸の生産縮小
  • 価格(物価上昇)の上昇傾向
  • ヘンプ需要が広がらない
  • 一般的な麻(リネン、ラミー)との混同

とまぁ、悩ましい状況が続きます。(今度改めて詳述します)

あわせて、麻福では、m単位での生地の販売を行ってきましたが、、こちらもなかなか大変で、工夫を重ねていかねばなりません。。。

★生地小分け販売の大変さ・・
・ヘンプ生地は、工業的な取り組みもしている会社も少なく、しかも、加工に手間暇かかるので、どうしても素材価格が高くなります。(その分、高く売れればよいのですが、、市場も小さく・・・)
・生地は、145cmほどの幅があると、その反は重く(20kg以上もザラ)、2人がかりで台に載せてカットする必要あります。
・生地見本対応も大変。細かい小回りきかせよう、と思いながら、なかなか手が回らない状況があります。
・製品と同じ倉庫では対応できないので、生地発送用の倉庫を別で契約しています。保管費、別送の送料がかさみます・・

とまぁ、実はいろいろ大変なんです・・

本来であれば、これら原価を販売価格に転嫁するのですが、そうするといま以上に高くなり、、あまりに手に取りにくい 状況にもなります。

そもそも、生地生産にもまとまった資金と保管場所がいる上に、あまり利益が見込めないとすると、企業としては消極的にならざるを得なく..今まで何度辞めようと思ったことか、、

ただ、そう思う度に、ヘンプ生地を期待してくれるお客さんからの熱い想いが寄せられ、、そして、以下のような当社の想いを追求しようと、何とかギリギリの範囲で続けてきました。

◎ヘンプは、生活のいろんな場面で併せて使うことで、より相乗的に快適な生活を過ごしていただけるものと思います。日常のいろんな場面で、ヘンプを使っていただきたい。

◎お洋服を希望される方も多いですが、洋服を展開するのは、また別の難しさもあり、尻込みしてしまいます。せめて、各人が自分でつくってもらえれば、と。

◎相乗り生産を模索。。糸、生地の生産には、ある程度の工業ロットが必要になります。これを1社だけで行うのは正直大変です。ただ、こうして、ヘンプ生地を販売することで、ヘンプ布を必要とする方々とのご縁が多数できてまいりました。こうした方々と共同企画・共同生産していくような流れを活性化できないか、、と思っています。

製品を提供している会社が、その生命線である生地を販売すること自体、あまり前例がないと思うのですが、広い心?で取り組んできたつもりです。ヘンプ素材の幅が広がれば、もっと素晴らしいヘンプ製品が多々生まれることにもつながるでしょう。

プロ作家として作品をつくり販売される個人の方も、販売当初に比べれば、本当に多くなりました。多くの作り手や販売手が展開することで、ヘンプ製品の種類は増え、その作品を通じて、また大勢の方々にヘンプの有用性が伝わり、また何より、ヘンプ製品の心地よさが世の中に浸透することになります。

その方向性には間違ってなかったものと思っております。今後も、引き続き、少しずつにはなりますが、取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞ引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。

 

※(参考)先日ご紹介したルナティ・カナパさんのクラウドファンディング応援記事もご覧ください。ヘンプ布を取り巻く状況について参考いただけると思います。

【応援依頼】ヘンプの糸づくり、から取り込む気概。
https://asafuku.net/?p=5831


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