《今年イチの想い入れ》快眠・ヘンプ麻わた敷きパッド プレミアム

今年最も想い入れの深いアイテムが『ヘンプ麻わた敷パッド・プレミアム』です。

明治19年(1886年)創業・高品質麻織物の伝統的産地・近江地域(以下引用参照)を代表する麻絲商会さんとのコラボ品です。3年越しで最高といえるアイテムが完成しました。

近江の麻と滋賀県湖東地域

“近江の麻”の湖東産地では、数多くの伝統的な技が世代を超え、現代へと継承されてきています。先人たちが滋賀の湖東地方の気候風土を活かし、麻織物産地へと発展させたのも、大きな括りで言えば“技”ではないでしょうか。

“近江の麻”の湖東産地は、滋賀県の「水がめ」びわ湖の東岸に位置し、遠くには鈴鹿山脈を望んでいます。産地は、豊かな水を湛える湖面からの湿潤な空気 (霧)と、鈴鹿山系から湧き出る清らかで豊富な水量の「愛知川」が産地のまん中を流れるなど、自然の恵みの中で発展してきた産地です。

(引用元:http://mashi.co.jp/

ヘンプのもつ天然の機能性は寝装品に最適。その素材を最大限に引き出した、まさに究極な逸品となっております。

吸湿性&速乾性バッチリ。雑菌少なく清潔、ニオわない。 身体が喜ぶ・元気になる。 そんな究極なヘンプ麻わた敷きマットとなってます。

◆ヘンプが「快眠」を誘う理由
http://asafuku.jp/SHOP/144724/list.html

ヘンプ製品を愛する方のために…絶対オススメな品になっております。

「ヘンプあんみん枕(http://asafuku.jp/SHOP/A0129-1.html)」とバッチリ。

■ものづくり3大特徴(多少マニアックです..)

★史上初のヘンプ入り麻100%(ヘンプ&ラミー)。家庭で洗える”ヘンプ麻わたパッド”。

まず、中わた入り敷パッドに必要となる中わたについてです。通常(たぶん流通品の99%は)はポリエステルなどの化学繊維が使われています。

ヘンプ好きの方には、やはり天然素材で、ヘンプを用いたいもの。ただ、ヘンプ繊維だけだと、洗っているうちにハリが失われてしまいます。(ヘンプ製品を洗って使っているとつかうと柔らかくなりますよね? 衣料品では長所なのですが、中わたとなると問題となってしまいます。。)そのため、中わたをつくるときには、ほか素材の力を借りていく必要があります。

例えば、お布団の中綿には ヘンプとオーガニック・コットンを混ぜて用いています。コットンにもイロイロと種類があり、中わたに適したクッション性をもった布団用の品種になります。

麻布団で用いている「ヘンプ&オーガニック・コットン」の布団わた

ただ、ヘンプファンとしてみれば、、やはり麻100%にもっていきたい。そこで、合わせたのがラミー(苧麻)でした。麻絲商会さんは、そのラミー麻わた製造で高いノウハウを保有していらっしゃいます(麻100%の麻わたを製造している会社は2社しかありません)。ヘンプで中わたをつくろうとしたのが3年ほど前のことでした。

麻わたの製造にも、”スライバーからつくる方式”と、”紡績前の繊維原料からつくる方式”があります。技術と手間暇がかかるのが後者。麻絲商会さんのラミー綿は後者の手法で製造しています。

紡績前の生原料。通常紡績向上はこの状態でヘンプ生繊維原料を調達します。ココから「スライバー」をつくり「糸」にします。原繊維を用いる中わたは、高い技術と手間暇がかかりますが、クッション性を保ち、高い抗菌性を実現します。

スライバーの原料見本。糸は、これを細く捻っていくことで糸をつくります。原繊維から製造するのと比べると、製造は楽ですが、クッション性は劣ります。

今回のヘンプは、このラミーで培った技法を用いて、前者つまり紡績前の長繊維から作成しています。

日本に原繊維を輸入した後、国内の繊維加工のスペシャリストによる複数の工程を経て綿にしていきます。原繊維を用いることで、よりヘンプの天然抗菌性が発揮され、さらに、クッション性も保てるようになっています。(混率は、ヘンプ50%:ラミー50%)

こうしてつくったヘンプ入りの麻わたは、吸湿性・速乾性に優れ、また、天然の抗菌性を活かした実用的な清潔素材となりました。こんな製造方法のヘンプ中綿は史上初、世界どの国にもありません。
※ボーケン品質評価機構による抗菌性試験にて抗菌性、制菌(殺菌)性で基準値超え。
※特許取得済みの製法です。

今回の敷パッドは、この麻わたを 1枚あたりタップリ1kg使っています。

ヘンプ麻の中綿シート(ヘンプ50%&ラミー50%)

 

★希少な高品質 国産ヘンプ100% 生成り 生地を 贅沢に両面に使用!!

この究極の麻わたを包む生地には、やはりヘンプ100%のもの、できれば「生成り」を求めたいものですね。

ただ現在、製造上の都合(工場にとっては不良品が出やすくなる)で、とくに細いクラスの糸についてはオフ白となることが多いのが世界的なヘンプ糸の状況です。実はドンドン「生成り」糸の流通が減っているのです。

今回特別に高品質なヘンプ”生成り”糸を手配いたしました。イタリア糸と言っても、原料レベルには結構差があるもの・・数年に1度の良質な原料に出会いました。次回入手できる見込みがない程の高品質なヘンプ糸になります。

こちらを、近江の地でキメ細かく織り立てました。経糸にもヘンプ100%糸を使っています。

チクチク感なく、肌触りよい絶妙な感触の生地が完成しました。繊維長も長く、洗ったときの繊維くずの発生も少ないです。

最高級ヘンプ生成り糸(イタリア産)を、国内近江地域で織りたて。チクチク感なく、肌触りよい絶妙な感触の生地に仕上がりました。

この贅沢な生地を、贅沢に両面に用いています。リバーシブルにお使いいただけます。表面・裏面を交互に使っていただくことで、中わたの高さバランスを保つことができるために、より長い期間にわたり気持ちよく使っていただけます。

4角にはゴムを取り付けており、取り付け・取り外しは楽ちんです。

両面に最高級ヘンプ生地を使用。リバーシブルにお使いください。

 

★細かい波状キルティング

今回、キルティング・パターンにも細かいリクエストをさせていただきました。

波打つような柄にしていただきました。こうすることで中わたのズレが防げるのです。とくに洗濯して干していると重力によって中わたがズレてきてしまうのですね。

今回、麻わたをたっぷり1kg使っておりますが、このキルティングも1枚1枚、ずれないように慎重に行う必要があります。細かい柄のキルティングは手間暇も時間もかかってしまうのですが、、最高の敷パッドを目指して、取り組んでくださいました。

細かい波状キルティング。洗濯して干していても中わたがズレません。

生地、中わた、、そしてキルティング後の模様。

ぜひ、このプレミアムな敷きパッドをお試しください。

どうしても高いお値段になってしまいましたが、365日使えば 1日約100円。2年使えば1日約50円。グッスリ眠り、睡眠の質が高くなり、ストレス軽減・日中のパフォーマンスが上がるのであれば、なんともプライスレスな価値につながるのではないでしょうか?!

 

◆企画製造・開発者

麻絲商会の辻文五郎様に多大なご尽力をいただき完成しました。

ラミーを手に講演される辻さん。汀の精 2周年イベントにて。(https://asafuku.net/?p=4376参照)

御年80歳超。仕事人生”麻”一筋、まさに『麻の生き字引』でいらっしゃいます。

近江は、高宮布や近江上布にみられるよう伝統的に高品質なヘンプ(大麻)布の産地です。ただ、戦後は、麻といえば リネン(亜麻)、ラミー(苧麻)となり、工業化に遅れたヘンプ(大麻)は衰退してしまってます。

(参考)
・近江(湖東地域)の麻(ヘンプ・大麻)について
https://asafuku.net/?p=2388
・100年前の大麻糸に触れてタイムスリップ
https://asafuku.net/?p=3278

辻さんは、ヘンプの価値と可能性に想いをよせ、生涯の集大成ともいえるリソース(技術など)を投入、それでも難航しましたが、今回3年目にして納得できる商品ができあがりました。

究極のかたちを目指して絶対に妥協しない、その精神に感服するとともに、こうした情熱が日本のものづくりを支え、発展させてきたものだと勉強させていただいております。

 

以上、長文乱文を失礼しました。騙されたと思って、ぜひお試しください。

▼ヘンプ中わた敷パッド プレミアムのお求めはこちら
http://asafuku.jp/SHOP/A0170.html
(シングル・セミダブル・ダブル)

 

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